辰野勇氏は1975年モンベル創業以来、7つの大きな決断がありました。
その7つの決断とは以下になります。
・第1の決断-28歳、資金ゼロからの起業
・第2の決断-小さな世界戦略
・第3の決断-パタゴニアとの決別
・第4の決断-直営店出店
・第5の決断-価格リストラ
・第6の決断-モンベルクラブ会員制度の発足
・第7の決断-アウトドア義援隊
この記事では7つの決断の中でちゃんさわが面白いと感じた第3の決断について簡単に紹介すると共に、この本を読んでどんな事に役立てることが出来るのか、この本が伝えたいことは何なのかについてもご紹介します^ ^
第3の決断ではちゃんさわ大好きのパタゴニアも登場!
パタゴニアの創業者、イヴォン・シュイナードとも関係があったのが驚きでした^ ^
モンベルファン、辰野勇氏のファンの方はもちろんのこと決断力を身に付けたい方にも是非読んで欲しい1冊です!
何らかの決断を下さなければならない時の道標に!
この本を読むことで何らかの決断を下さなければならない岐路に立ったとき、その道標になる内容の本です!
この本のタイトルにもなっている決断について説明します!
勉強のできる生徒には3つの共通点があります。
それは集中力と持続力と判断力です。
この3つの力は人間が生きていくうえで大切な生きる力でもあります。
勉強だけでなくスポーツや仕事などその道を真剣に求めれば、その力は身につくものです。
しかし、もっと大切な力があり、それは “ 決断力 ” です。
集中力と持続力と判断力を持って取り組んだとしても、決断しなければ意味がない。
本書で紹介されている7つの決断はいずれも将来を見据えて、あえて困難な道を選ばれていました。
その決断に至るまでの考え方や行動力があるからこそ、
今日のモンベルがあるのでしょうね!
好きなことをやりなさい。そしてやっていることを好きになりなさい。
Do what you like. Like what you do.
好きなことをやりなさい。そしてやっていることを好きになりなさい。
モンベル 7つの決断 P189
本書が伝えたいのは上記の言葉です。
辰野勇氏の目標は事業の成功ではなく、人生の成功でありモンベルを世界一にしたいと考えています。
ここでいう世界一とは売り上げの世界一ではなく、世界で一番幸せな会社です!
売り上げを目標にしてしまうと、運よく一番になれたとしても、あとから追いかけてくる競争相手に恐々としながら走り続けなければなりません。
それはまったく望むところではありません。
一方で世界一幸せな会社は自分がそう思えばその瞬間になれる!
そして、明日も明後日一番になれる!
人と比べるのではなく、自分が幸せだと思いさせすれば、そうあり続けることができる!
自分の選んだ道を歩き続けることができる幸せに感謝する気持ちが、人生を豊かにしてくれるハズです!
世界で一番幸せになるために好きなことをし、
やっていることを好きになるのが大事だと感じました!
第3の決断-パタゴニアとの決別
7つの決断のうち、ちゃんさわが面白いと感じた第3の決断-パタゴニアとの決別について
簡単にご紹介します!
ちゃんさわが好きなブランド、パタゴニアとモンベルが関係があったのに驚きでした^ ^
イヴォン・シュイナード氏との出会い
1980年、ドイツでのパーティで2人は出会い、会話がビジネスに及んだときシュイナード氏からパタゴニアの日本でのビジネスを引き受けてくれないか依頼されたみたいです。
シュイナード氏の人生観やものづくりに対する価値観に共鳴したため申し出を受けることにしました!
売り上げの4分の1を失っても・・・
1984年、パタゴニアとの本格的な取引が始まりパタゴニア商品の売り上げは、取引を開始3年後の1987年には、モンベルの総売り上げの4分の1を占めるまでになっていました。
こうした状況を前にして、辰野氏は以下の2点の考えから葛藤を感じるようになっていました。
・めざしていたのはモンベルというブランドを築き上げること
・他社ブランドに依存することに対するリスク
以上の2点です。
特に2点目の他社ブランドに依存することに対するリスクについてですがアメリカのビジネス界では、企業の売り買いなど日常茶飯事でパタゴニアの経営権がいつ何時、他人の手に移るかわかったものではなかったらです。
こういった事から辰野氏はパタゴニアとの契約解消を決断しました!
たとえ4分の1の売り上げを失うことになっても
“ 今、パタゴニアと決別しなければ、モンベルの未来は危うい “
と確信しての決断です!
二兎を追うものは一兎をも得ず
パタゴニアの日本での販売は自分たちでやってくれないか申し出ました。
突然の申し出でしたが思いを説明すると、理解してくれました!
その後、辰野氏はパタゴニアの日本事務所の開設や日本人スタッフの面接まで手伝って日本国内のビジネスのすべてを彼らに引き渡しました。
双方、何の遺恨もない、さわやかな別れ。
その年のモンベルブランド単一の売り上げは失ったパタゴニアの4分の1の売り上げをカバーするのみならず、前年よりも多くの売り上げを記録しました!
まさに ” 二兎を追うものは一兎をも得ず ” を証明する結果でした!
当時のモンベルにとっては大きな決断だったと思います。
なにせモンベル総売り上げの4分の1を占めていたのですから。
しかし、現状の状況を分析し将来のモンベルにとってどんな影響を与えるのか
俯瞰的に見ることが出来たからこそ決別という決断をすることが出来たのだと思います!
その他
本書の内容としては全く関係ありませんが、年に2回開催されるモンベルフレンドフェアで購入しましたので、辰野勇氏のサインが付いています!
辰野勇氏はサインの際、” 馬なり道なり ” という言葉を一緒に記されます。
この言葉の意図は違う本に記載されていますので、またご紹介したいと思っています^ ^
いや、紹介させてください!笑
以上でモンベル 7つの決断の紹介を終わりますm(__)m
少しでもこの本の魅力が伝われば幸いです^ ^
モンベルのこの商品がオススメ!とか、私はこの本を読んでこんな事を感じました!
等ございましたらコメントしていただければ幸いです^ ^
最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m
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